心療内科の治療は効果測定が難しい
心療内科では患者に対して治療を行っていくという点では他の診療科と同じですが、治療効果があったかどうかを判断するのが難しいのが特徴として知られています。風邪やインフルエンザで内科を受診した場合には、それが完治して元気になったかどうかが効果の指標になるでしょう。がんの化学療法であれば、がんの病巣が小さくなったり検出されなくなったりすれば効果があると判定することが可能です。しかし、心療内科ではうつ病や不眠症などのように客観的な指標を設けにくく、患者がどのように感じているかが効果に直結する病気がたくさんあります。そのため、効果測定をしてはっきりとした治療効果があったかを判定するのが難しいのです。
効果測定には患者の協力が必要
一般的な病気では検査によって客観的な効果測定をすることが可能ですが、心療内科ではそれが困難です。そのため、効果測定をして治療効果の高い方法を選んでいくためには患者の協力が不可欠になっています。心療内科ではカウンセリングの時間を十分に確保していることが多いのは、患者から話を聞いて効果があったかどうかを判定する目的もあります。うつ病の患者が出歩ける回数が増えたと言ったり、不眠症の患者が昼間に眠くなる回数が減った気がすると言ったりしたことから判断して、治療効果がある方法だと判断しているのです。そのため、患者は本当のことをしっかりと伝えないと効果のある治療を受けられなくなる可能性があるので注意しなければなりません。
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